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The Royal College of Psychiatrists Improving the lives of people with mental illness

 

抗うつ薬:キー・ファクト  

Antidepressants - Key facts

 

 

 

 

抗うつ薬は、うつ病の症状を和らげる薬です。今日、約30の抗うつ薬があり、これらは4つの種類に分けられます:

  • 選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI: selective serotonin reuptake inhibitors)
  • セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI: serotonin and noradrenaline reuptake inhibitors)
  • 三環系抗うつ薬
  • モノアミン・オキシダーゼ阻害剤(MAOI: monoamine oxidase inhibitors)
  • 最近では、三環系抗うつ薬とモノアミン・オキシダーゼ阻害剤は以前ほど使われません。通常は精神科専門医により処方されます。これらの薬については、「抗うつ薬」のメイン・リーフレットにより詳しい情報が載っています。

 

抗うつ薬は、どのような症状に用いられますか?

  • 中等度から重度のうつ病(軽度のうつ病には用いられません)
  • 重度の不安障害やパニック発作
  • 強迫性障害
  • 慢性疼痛
  • 摂食障害
  • 外傷後ストレス障害

 

抗うつ薬はどれくらいよく効くのですか?

3ヶ月の服用成績をみた研究によると、中等度のうつ病の人が抗うつ薬を服用した場合、50−65%の人に症状の著しい改善がみられます。一方で、薬理作用のない偽薬(プラシーボ)を服用した場合、25-30%の人にしか改善がみられません。

 

抗うつ薬にはどのような副作用がありますか?

選択的セロトニン再取り込み阻害剤

服用を始めて1−2週間は、胃がむかむかしたり、不安が強くなるかもしれません。この種類の薬の中には、不快な消化不良をおこすものもありますが、通常は食事のすぐあとに服用することで症状はおさまります。性機能が低下することもあります。

 

セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤

セロトニン再取り込み阻害剤と同様の副作用があります。Venlafaxineは血圧を上げることがあるので、定期的に血圧を測定する必要があります。

 

車の運転や、機械の操作はできますか?

抗うつ薬の中には、眠気を引き起こしたり、反応を鈍くするものがあります。三環系抗うつ薬でこの傾向が強くみられます。運転時に服用できる薬もあります。ただし、うつ病そのものによっても集中力が低下し事故が起こりやすくなりますので、疑問があれば医師に相談しましょう。

 

抗うつ薬には依存性がありますか?

抗うつ薬を服用しても、抗不安薬やアルコール、ニコチンなどでみられるような依存は起こりません。抗うつ薬は服用してすぐに効くわけではありませんし、だんだん効果がなくなって服用する量をどんどん増やさなければならない、ということもありません。薬が欲しくてたまらなくなることもありません。

 

しかし、選択的セロトニン再取り込み阻害剤やセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤の服用を中止する際に、胃部不快感、風邪のような症状、不安、めまい、鮮やかな夢、身体に電気ショックを受けたような感覚などの退薬症状が起こる場合があります。

 

退薬症状は軽度であることがほとんどですが、一部の人にかなり深刻な症状が出ることがあります。抗うつ薬は突然中止するのではなく、徐々に減量・中止するのがベストです。

 

自殺したい気持ちになりますか?

若年者がセロトニン再取り込み阻害剤を服用した場合、自殺念慮(自殺したくなる気持ちのこと。実際に自殺を試みる「自殺企図」ではありません)や他の副作用の頻度が高くなるということが科学的に証明されています。そのため、英国ではfluoxetineを除くセロトニン再取り込み阻害剤は18歳以下の若年者への使用が認可されていません。

 

成人の場合、抗うつ薬の服用で自傷行為や自殺念慮が増えるというはっきりとした科学的根拠はありません。しかし、精神的、肉体的に成長するペースは人それぞれです。若年成人では、年齢の高い人に比べ自殺する割合が高いので、若年成人が抗うつ薬を服用する場合には気をつけて経過を観察する必要があります。

 

抗うつ薬はどれくらい飲み続けなければいけませんか?

抗うつ薬は、必ずしもうつ病の原因を治療したり、うつ病を完全になくするものではありません。まったく治療を受けなくても、ほとんどのうつ病は約8ヶ月でよくなります。これまでに2回以上うつ病にかかったことがある人は最低でも2年は服薬を続けるべきです。

 

治療開始から8−9ヶ月経つ前に服薬を中断した場合、うつ病の症状が再び出てくる可能性が高くなります。気分が改善したと感じた時点から最低6か月は抗うつ薬を服用し続けるのが最適と考えられています。この期間に、何がうつ病のきっかけになったのか思い起こしたり、再び起こらないようにするにはどうしたらいいのか考えてみるのもいいでしょう。

 

うつ病が再発したらどうしたらいいですか?

重症のうつ病を繰り返す人もいます。こうした人は再発を防ぐために抗うつ薬を何年も飲み続けなければならないことがあります。場合によっては、リチウムなど抗うつ薬以外の薬が勧められることもあります。薬物療法に加えて心理療法を受けるのが効果的である場合もあります。

 

他にはどのような治療法がありますか?

  • 対話療法(訳注:心理療法のような、対話を通じておこなう治療法)-セルフ・ヘルプ用の本やインターネットのセルフ・ヘルプ用のコースもあります。
  • ハーブ療法
  • セント・ジョンズ・ワート(セイヨウオトギリソウ)
  • 季節性感情障害のための光療法

 

他の治療法は、抗うつ薬と比べてどうですか?

最近の研究によれば、1年の治療期間でみると、対話療法の多くは抗うつ薬と同程度の効果があり、特に軽度から中等度のうつ病に対して有効であることがわかっています。一般に、抗うつ薬のほうが早く効果が出るとされます。抗うつ薬と対話療法を組み合わせるのが最適であるという研究結果も出ています。


より詳しい情報は、メイン・リーフレットをご覧ください。

このリーフレットの作成にあたり、ノーサンプトンのセント・アンドリュース精神保健慈善基金のご後援をいただきました。

Translated by Mio Sugihara and Dr Nozomi Akanuma. March 2012


© [2012] Royal College of Psychiatrists. This leaflet may be downloaded, printed out, photocopied and distributed free of charge as long as the Royal College of Psychiatrists is properly credited and no profit is gained from its use. Permission to reproduce it in any other way must be obtained from the Head of Publications. The College does not allow reposting of its leaflets on other sites, but allows them to be linked to directly.

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