死別による悲嘆反応

Bereavement

このリーフレットについて

このリーフレットは身近な人を亡くされた方や、そのご家族やご友人、そして死別による悲嘆反応についてさらに理解されたい方のためのものです。

このリーフレットでご案内する内容:

  • 死別後、ふつう人はどのように悲嘆にくれるのか
  • 未解決の悲嘆
  • 助けを求めることのできる場所
  • 参考となる他の情報源
  • 友人や身内はどのような手助けができるのか

はじめに

身近な人が亡くなることはつらくて苦しいことですが、珍しい経験ではありません。遅かれ早かれ、わたし達のほとんどが愛する人を亡くし、悲しみを知ることでしょう。それにも関わらず、日々の暮らしの中でわたし達は、死についてほんの少ししか考えたり、話をしたりしません。それはもしかすると、わたし達の祖父母より、死に直面することが少ないからかもしれません。祖父母の世代は、兄弟あるいは姉妹、友人または親戚の死は、幼少期や十代の頃にふつうに経験することでした。ところが、わたし達は死別による喪失を、大抵の場合は人生の後期で経験します。そのためにわたし達は、悲嘆について知る機会があまりなかったり(どのような気持ちになるのか、何をするのが正しいことなのか、何が「普通」なのか)、もしくは、それを受け入れられなかったりします。それにも関わらず、愛する人の死についに直面した時には、うまく対応しなければなりません。

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